NTTコムウェアは10月15日,同社のIP電話制御サーバー「SS70V」の機能を強化,構内PHSを制御できるようにしたと発表した。日立コミュニケーションテクノロジーが11月に発売するPHS接続装置「VS-3000P」に対応することで可能にした。

 SS70Vを利用するユーザー企業は,構内PHS端末を他のIP電話機と一括して管理してできるようになる。従来構内PHSを収容するには,PHSの制御用装置にVoIP(voice over IP)ゲートウエイを接続する方法しかなかった。このため,構内PHSとIP電話機を一括管理するのは難しかった。

 SS70V,VS-3000Pともに,IPベースの内線電話網のアウトソーシング・サービス「IPセントレックス・サービス」用の製品としても利用できる。SS70Vを利用している事業者のサービスも向上する可能性が高い。

(島津 忠承=日経コミュニケーション)