東京地裁は10月3日,KDDIや日本テレコムなど電話会社5社が電話接続料の値上げ取り消しを求めている行政訴訟について,第1回公判を開催した。公判は10月3日10時45分に開廷,わずか5分程度で終わった。次回以降に始まる原告側(電話会社5社)・被告側(総務大臣)の陳述のスケジュール合わせをして閉廷した。

 第2回目は,原告側が訴訟内容を裏付ける資料を集め,これを陳述する。11月28日11時からの予定。第3回は,第2回の内容を受けて被告側が陳述する。2004年1月29日10時半からを予定する。いずれも,第1回と同じ東京地裁の606法廷で開かれる。

 裁判長の藤山雅行氏は,銀行に対する東京都の外形標準課税(銀行税)をめぐる訴訟を担当していた。同公判では,東京都側が敗訴と判決した。

(閑歳 孝子=日経コミュニケーション)