マクニカは9月11日,複数の無線LANアクセス・ポイント(AP)を一括して設定・管理できる無線LANスイッチ製品群を30日から出荷すると発表した。開発元は米国の無線LAN機器メーカーであるエアスペース。

 AP管理機能を備えたLANスイッチ「Airespace 4000シリーズ」と,専用APである「Airespace AP1200-AB」をイーサネットで接続。LANスイッチと連携する専用管理ツール「Airespace ACS」が,各APで使用する無線チャネルや電波の送信出力などを自動的に調整する。企業ユーザーは,APの位置決めやチャネルの割り当て,導入後のメンテナンスといった手間を大幅に省ける。LANスイッチで管理していない不正なAPからの電波を自動検知する機能も備える。

 AP1200-ABは,当初はIEEE802.11a/11b方式の無線LAN機能を備える。10月中旬をめどに,11g方式にもアップグレードで対応する予定。価格は,Airespace 4000シリーズが1台170万円から,ACSが20万円から。AP1200-ABは1台9万円である。

(高槻 芳=日経コミュニケーション)