総務省は9月4日,ADSL(asymmetric digital subscriber line)などいわゆるxDSLサービスの開通数・契約解除数など詳細情報を公開した。これによると,2003年7月の契約解除数は前月比5万5232増の22万7363。2003年4月の25万3132に次ぐ,過去2番目の高い水準となった。

 背景には,東西NTTの「Bフレッツ」などFTTH(fiber to the home)サービスへの乗り換えが増えている影響もありそうだ。7月のFTTH単月加入者数は7万3039と前月比で1万3082も増加幅が増え,累計では53万1332になった。

 xDSLの月間開通数は,2003年4月の70万8038をピークに落ち込む傾向が続いている。7月の開通数は,前月比1万233減の51万1585にとどまった。

(閑歳 孝子=日経コミュニケーション)