ノーテルネットワークスは8月28日,インターネットVPN(仮想私設網)を構築するためのVPN装置「Contivity 5000 Secure IP Services Gateway」を発表した。既に販売を開始している。価格は1035万円。Contivityシリーズの最上位機種で同時に5000までのVPNセッション(接続)に対応する。主に企業の本社やデータセンターなどの大規模拠点や,VPNの中心となるセンター拠点での利用を想定している。

 きょう体内部には,VPNに必要な暗号化通信を高速に処理する専用ハードウエア・アクセラレータ・カードを内蔵。標準で1枚搭載しているが,オプションでもう1枚の追加も可能だ。

 同社では「インターネットVPNが大規模化し,これまでは数十拠点程度だったものが,最近では数百から数千拠点のインターネットVPNもある。今回発表した製品でこれらの大規模なインターネットVPNの案件にも対応できる」と説明している。

(武部 健一=日経コミュニケーション)