NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は8月5日,広域イーサネット・サービス「e-VLAN」の足回りに,NTTドコモのPHS定額制データ通信サービス「@FreeD」を追加すると発表した。8月8日から提供する。

 このオプションを契約することで,外出先から定額PHSを使って社内ネットワークに直接アクセスできるようになる。伝送速度は最大64kビット/秒。e-VLANには,全国共通の専用電話番号を使って接続する。

 @FreeD網とつなぐゲートウエイの利用料金,e-VLANへの接続料金として,それぞれ月額9万円がかかる。このほか,NTTドコモの@FreeDが1契約当たり月額4880円必要。ユーザーの拠点間を結ぶe-VLANの基本料金も必要である。これは,@FreeDを利用しないe-VLANのユーザーが毎月支払っている料金で,ユーザーの拠点数や配置によって異なる。

(市嶋 洋平=日経コミュニケーション)