総務省は8月1日,4月~6月に総務省に集まった通信サービスに対する苦情,相談の件数と内容を公表した。3カ月間に集まった苦情・相談数は2926件。利用していないサービスに対する料金請求や,xDSL(digital subscriber line)サービスに対する苦情が多い。

 最も多かった苦情内容は,架空の利用に対する料金請求で707件あった。次はxDSLサービスで146件。1~3月にはそれぞれ186件,121件だあり,特に架空料金請求の苦情が大きく増えている。

 架空料金の請求では,携帯電話の伝言サービスの利用料などとして数十万円の請求が来るケースがあるという。xDSLサービスについては,表示する通信速度が出ないことに対する苦情や,加入申し込みしても開通しなかったり,解約しようとしても通信事業者が手続きをしないといった相談や苦情が多い。

(中川 ヒロミ=日経コミュニケーション)