東西NTTは7月3日,光ファイバによるアクセス回線サービス「Bフレッツ」とADSLによるアクセス回線サービスの「フレッツ・ADSL」に故障時のサポートを強化したメニューを追加すると発表した。サービス名称はNTT東日本が「アドバンスドサポート」,NTT西日本が「サポートメニュー」。

 このメニューでは,故障した機器や回線の復旧作業を24時間365日実施する。例えば,ユーザー宅のメディア・コンバーターやADSLモデムが故障したら,深夜でも作業員が交換にいく。従来は故障の受け付けに関しては24時間365日行っていたが,復旧作業は翌営業日以降に実施していた。「企業ユーザーからの要求が多いので設定したが,個人ユーザーでも加入できる」(NTT東日本広報室)。

 料金やサービス開始日は,東西NTTで異なる。NTT東はBフレッツ向けを7月11日,フレッツADSL向けを9月18日から提供。NTT西は,Bフレッツ,フレッツADSL向けとも7月11日から提供する。

 対象となるのは東西NTT共通で,Bフレッツの「ビジネスタイプ」と「ベーシックタイプ」,フレッツ・ADSLの全サービス。フレッツ・ADSLは電話サービスと共用しない,ADSL専用型が対象。

 月額の利用料金は,Bフレッツの場合でNTT東は通常サービスより2500円増し,NTT西は3000円増しになる。例えばNTT東の場合,Bフレッツの最大100Mビット/秒の専有型サービス「ベーシックタイプ」は,月額利用料金が1万1500円となる。

 フレッツ・ADSLの場合は東西とも同額で月額2500円増し。具体的には,NTT東の24メガADSLの「モアII」が月額7450円,12メガの「モア」が月額7350円となる。

(市嶋 洋平=日経コミュニケーション)