NTTドコモは6月24日,PHSと無線LANに対応したデータ通信カード「P-in Free 2PWL」を7月4日から発売すると発表した(写真)。この二つの無線方式を利用できるデータ通信カードは世界初。パナソニック モバイルコミュニケーションズが開発した。

 PHSは,NTTドコモの定額データ通信サービス「@FreeD」に対応する。最大データ伝送速度は64kビット/秒である。また,PHSを使ったダイヤルアップ接続にも使える。一方無線LANは,最大11Mビット/秒のIEEE802.11b規格に準拠。付属の専用ソフトを使って,PHSと無線LANの切り替えや無線LANスポットの検索ができる。

 P-in Free2PWLはコンパクトフラッシュ(CF)型製品。対応OSはWindowsXP,同2000 Professional,同Me,同98,同CE2.0以上となる。価格はオープンだが,実売1万円台半ばになる見込み。

(杉山 泰一=日経コミュニケーション)