ノキア・ジャパンは4月22日,ファイアウォール・アプライアンス「IPセキュリティ・シリーズ」を5月下旬以降に,インターネット・プロトコルの次期バージョン「IPv6」(internet protocol version 6)に対応させることを発表した。既存製品のバージョンアップも可能である。

 IPセキュリティ・シリーズは,イスラエルのチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズのファイアウォール・ソフト「FireWall-1」を実装する。OSにはIPSO(IP security operating system)と呼ばれる独自OSを使用している。IPSOは既にIPv6へ対応していたが,FireWall-1は未対応であった。今回,FireWall-1がIPv6へ対応したことにより,IPセキュリティ・シリーズもIPv6対応となった。ただし,製品の価格は変更しない。

 IPセキュリティ・シリーズの既存ユーザーは,FireWall-1のバージョンアップによってIPv6に対応できる。ノキア・ジャパンは,サポート契約しているユーザーは無償でバージョンアップする。ただし,ファイアウォール機のOSがISPOでない機器を導入しているユーザーには対応しない。