ソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)は4月9日,同社のインターネット接続サービス「So-net」のメニューの中で,FTTH(fiber to the home)を使うサービスの月額料金値下げと無料キャンペーンを発表した。

 値下げしたのは,東西NTTのFTTHサービス「Bフレッツ」の「ファミリー/ニューファミリー/ファミリー100」と,中部電力のFTTHサービス「アクセスコミュファ・ホーム」の対応コース。いずれも900円値下げして月額2000円になる。

 月額料金の無料キャンペーンも実施する。「Bフレッツ ベーシック/ファミリー」コースのプロバイダ料金を4カ月無料にする。5月末までに新規加入・コース変更を申し込んだユーザーが対象になる。

 「アクセスコミュファ・ホーム/マンション」コースは3カ月間,プロバイダ料金が無料。4月18日から5月10日の間にサービスを申し込んだユーザーが対象。なおFTTH回線を提供する中部電力でも3カ月無料キャンペーンを実施しており,事実上3カ月間は屋内配線利用料などの月額1100円だけで済む。

 SCNは既に,東京電力のFTTH回線を使った「So-net 光(TEPCO)」コースを7月末まで初期費用や月額料金,回線終端レンタル代をすべて無料にするキャンペーンを実施中。また,ユーズコミュニケーションズのFTTH回線を使う「So-net 光(UCOM)」コースでも,4月末まで初期費用が無料。今回のキャンペーンにより,SCNはすべてのFTTHサービスで割引を実施することになる。

(閑歳 孝子=日経コミュニケーション)