日本テレコムは4月4日,IP-VPN(仮想閉域網)サービス「SOLTERIA」のアクセス回線向けに,最大128kビット/秒の定額PHSデータ通信サービスの取次販売を開始した。SOLTERIAに定額PHSで接続したいユーザーは,申し込み窓口を日本テレコム1社にまとめられるようになる。

 日本テレコムが取次販売するのは,DDIポケットの再販サービスを活用するMVNO(mobile virtual network operator)事業者である日本通信の定額PHS「bモバイル・データサービス」。月額料金は,24時間使い放題で月7200円,20時間まで使えるプランで月5200円,10時間まで使えるプランで月3500円。このほか,初期費用に2000円,通信カードに2万4000円が必要となる。

 定額PHSサービスからSORTERIAには,インターネットを経由して接続する。ユーザーの端末とSOLTERIAのゲートウエイ間は,IPsec(IP security protocol)で暗号化して通信する。PHS利用料のほか,ゲートウエイ利用料が別途かかる。日本テレコムと日本通信は,インターネットを介さずに定額PHSからSOLTERIA網へアクセスできるサービスの提供も検討している。