総務省が2月28日に発表した「インターネット接続サービスの利用者数等の推移」の速報値によると,1月末時点の国内のブロードバンド回線の総数は834万4955となった。

 FTTH(fiber to the home)サービスは1カ月間で2万6883回線増加し,累積で23万3072回線。2002年12月の3万3845増に比べ,増加ペースは落ちた。CATVインターネットは,3万8000回線の増加で199万2000回線。こちらも,単月の増加ペースは2002年12月の5万3000増に比べて落ちている。

 一方,1月末時点のxDSL(digital subscriber line)の加入者数は,既に総務省が2月12日に発表済みで,累積回線数は611万9883。1カ月で約47万加入増加した。xDSLは当面,国内のブロードバンド回線の主役の座を明け渡しそうにない。

(蛯谷 敏=日経コミュニケーション)