• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • PR

  • PR

  • PR

  • PR

  • PR

ニュース

「当社のADSLが干渉源でないと証明できた」。DSL作業班の孫社長発言に他事業者が反発

中川ヒロミ 2003/02/24 日経コミュニケーション

 ADSL(asymmetric digital subscriber line)などの干渉問題について議論している総務省のDSL作業班は2月21日,5回目の会合を開催した。ソフトバンクBB,NTT東日本,イー・アクセスなどのADSL事業者や,通信機器メーカーなどが参加した。3月末の第8回会合で結論をまとめる計画だが,いまだ意見のすれ違いが続いている。

 DSL作業班では,ADSL回線などが他回線に及ぼす影響度を事前にシミュレーションする基本手法などを検討している。焦点の一つは,ADSL事業者が提供中の12メガADSL技術。特に,ソフトバンクBBの「Yahoo! BB 12M」は,他のADSL回線の上り(ユーザー宅からNTT局方向)の速度に悪影響を及ぼす恐れがあると指摘を受けていた。

 そこで,ソフトバンクBBは自社の約81万のADSLサービスについて,下りが2Mビット/秒以上と高速で,上りが200kビット/秒以下と低速だった563回線を調査。このうち,「同一カッド」と呼ぶ太束ケーブルの近い位置に,xDSL回線があったのは22回線だけだった。

 今回の会合では,イー・アクセスも同様に約37万回線についての調査結果を発表した。下りが2Mビット/秒以上で上りが200kビット/秒以下の回線は107回線。このうち,同一カッド内にxDSL回線があったのは14回線である。この結果を受けてソフトバンクBBの孫正義社長は,「200kビット/秒以下と上りが遅い回線のうち,ADSL回線が近くにあったのはほんの一部。上り速度が低下する原因は,ADSLでないことが証明できた。干渉があると大騒ぎしたが,結局問題はなかった」と主張した。

 これに対してNTT東日本,イー・アクセス,住友電気工業などが反論。NTT東日本は,「上りが200kビット/秒以上なら,問題ないというわけではない。600kビット/秒出ていたユーザーが,200kビット/秒に低下したら問題ではないか」と指摘。住友電工は,「下りが2Mビット/秒以上出ている回線は,NTT局から近いケースで上りへの悪影響が出にくい。定量的な干渉度合いを見た上で,技術の効果を照らし合わせて判断すべきだ」と主張。結局両者の意見は,まとまらなかった。次回の第6回会合は,3月7日に開催する計画である。

(中川 ヒロミ=日経コミュニケーション)

あなたにお薦め

連載新着

連載目次を見る

今のおすすめ記事

  • 【わたしの働き方改革】

    働きやすくするコツ、自分を知ってもらうこと

     ネットワンシステムズで、顧客企業向けに働き方改革をコンサルティングする「ワークスタイル変革チーム」を率いる手塚千佳氏。異業種からIT業界への転職、2度にわたる出産・育児など、様々な経験を重ねてきた。その蓄積が、多様なキャリアを持つ部下を率いながら顧客企業の働き方改革を支援する今の仕事に生きている。

  • 【USBの謎】

    分かりにくくなったUSB、復活した相性問題の謎

     「コネクタやポートを見ただけでは、何の機能があるか分からない」。大手周辺機器メーカーの技術者はこう口を揃える。上下の向きを意識せずに使える最新USBの「USB-Type C」は、もはやUSBだけのものではない。ACアダプターから映像出力までこなす、複雑な仕様を含んでいるからだ。

ITpro SPECIALPR

What’s New!

経営

アプリケーション/DB/ミドルウエア

クラウド

運用管理

設計/開発

サーバー/ストレージ

ネットワーク/通信サービス

セキュリティ

もっと見る