電力系通信事業者のケイ・オプティコムは1月27日,今春からIP電話サービスを提供すると発表した。対象ユーザーは,同社のFTTH(fiber to the home)サービス「eoホームファイバー」の契約者。サービス開始と同時に,KDDIの「KDDI-IP電話サービス」とも相互接続し,ユーザーの利便性を高める。
eoホームファイバーの月額料金は,終端装置のレンタル料金を含め6000円。これに,IP電話サービスの基本料金がかかる。ただし,具体的なサービス開始時期を含め,基本料金,一般加入電話への通話料金,VoIP(voice over IP)アダプタのレンタル料金などは未定。「050」で始まるIP電話専用番号も,ケイ・オプティコムが自社で申請するか,KDDIが取得したものを使うか今後検討する。
ケイ・オプティコムのユーザー同士の通話料金は無料とする。KDDIのIP電話ユーザーや,NEC,日本テレコム,松下電器産業など,KDDIがIP電話で提携しているインターネット接続事業者のユーザーとも通話料金を無料にする方向で交渉を進めたいとしている。