総務省は11月11日,国内のxDSL(digital subscriber line)回線数が10月末時点で463万9545に達したことを明らかにした。9月末時点に比べ,41万6329回線の増加となった。これまで毎月ほぼ30万回線ずつ増加していたが,増加ペースはさらに上がった。

 このうち,NTT東西地域会社が11万4187回線増えて184万1019回線,その他の通信事業者が279万8526回線。東西NTTのシェアは累計で39.7%となり,9月末まで維持していた40%を割り込んだ。

 特に好調なのがBBテクノロジーの「Yahoo!BB」。ソフトバンクが11月8日に発表した10月末時点の累計回線数は120万8000回線で,前月に比べ19万7000回線増えた。これで,東西NTT以外のxDSL回線に占めるシェアは43.2%。9月末のシェア40.5%から2.7ポイント増加した。xDSL回線全体で見ると,シェアは26%となった。

(蛯谷 敏=日経コミュニケーション)