富士通は2002年12月に,同社のIP-VPNサービス「FENICSビジネスIPネットワークサービス」に付加サービス「Web-VPNオプション」を追加する。

 Web-VPNは,Webブラウザを使ってインターネット経由で企業のIP-VPNの拠点にアクセスできる機能。富士通が,インターネットとFENICSビジネスIP網との間にプロキシ・サーバーを設置。ユーザーはいったんこのプロキシ上の専用Webページにアクセス,ユーザーIDとパスワードを入力後,あらかじめ登録したIP-VPN拠点内のサーバーを利用できる。専用のWebページはSSLに対応する。

 拠点側のサーバーとしては,Webサーバーだけではなく,メール・サーバーも登録できる。ユーザーは,プロキシの専用Webページ上でメール送受信処理を指定。専用WebページがIP-VPN側のメール・サーバーと連携してWebページ上でメールの送受信を行う。

 費用は,5サーバー分の登録費用を含み初期費用が10万円,月額費用が基本運用費用として3万円,1ユーザーID当たり1500円である。登録サーバー1台追加ごとに,初期費用3万円,月額費用1万円が追加課金される。