NTT持ち株会社は8月9日,NTT東西地域会社とNTTドコモ・グループの主要サービスについて,2002年6月末の契約数とユーザー当たりの月額使用料(ARPU)を発表した。東西NTTの加入電話とISDNは契約数,ARPU共に減少したが,フレッツ・シリーズの契約数が増えている。NTTドコモの携帯電話は契約数が伸びたものの,ARPUが減っている。

 6月末の加入電話の契約数は,NTT東日本が2507万5000,NTT西日本が2561万2000。ISDNの契約数は,NTT東日本が578万2000,NTT西日本が525万5000。加入電話とISDNの合計は6172万4000回線で,2002年3月末から16万4000回線減った。6月末のARPUは加入電話が3030円,ISDNが5870円で,3月末に比べるとそれぞれ80円,210円の減少となった。

 定額アクセス回線サービスのフレッツ・シリーズは,どのサービスも順調に回線数が伸びている。6月末と3月末の契約数を比べると,「フレッツ・ISDN」で5万9000,「フレッツ・ADSL」(asymmetric digital subscriber line)で42万1000,「Bフレッツ」で2万3000回線増えた。6月末の実際の回線数は,フレッツ・ISDNがNTT東日本で69万3000,NTT西日本で67万。フレッツ・ADSLが,NTT東日本で75万,NTT西日本で63万8000。Bフレッツが,NTT東日本で2万8000,NTT西日本で1万3000。

 NTTドコモの携帯電話の契約数は,3月末から67万9000増加して,6月末に4146万2000となった。ARPUは3月末に8480円だったが,6月末には330円減って8150円となった。