NTT西日本は8月8日,大阪市の福島区と北区の一部地域で電話サービスなど約6000回線が不通になっていることを明らかにした。大阪市が発注した水道工事によって,8日午前1時16分にケーブルが損傷されたのが原因だ。

 損傷したケーブルは,NTT加入者交換局とユーザーを結ぶ加入者線の地下ケーブル。メタル・ケーブルでは2400対ケーブルが1本,3600対ケーブルが2本,光ファイバ・ケーブルでは1000心のケーブルが2本損傷した模様。このうち,メタル・ケーブルで約5000回線,光ファイバ・ケーブルで約1000回線が不通となっているようだ。電話サービス以外にも,ISDN,専用線など多くのサービスが影響を受けた見通しである。

 NTT西日本は,仮ケーブルを敷設して1回線ずつ切り替えて復旧させている。8日正午時点で約700回線が復旧しており,20時には約4000回線の復旧を見込んでいる。ただし,不通となった回線すべての復旧見通しはまだ立っていない。