日本ネットワークアソシエイツは8月5日,無線LANネットワークの通信状況を検査する通信解析ソフト「Sniffer Portable Wireless LAN PDA」を発表した。9月4日から出荷を開始する。

 同ソフトを無線LAN対応のPDA(携帯情報端末)にインストールして起動すると,周辺にある無線LANのアクセス・ポイントを自動検知。アクセス・ポイントを流れるパケットの量や種類をリアルタイムで監視する。これにより,ネットワーク管理者は不正なアクセス・ポイントを発見したり,電波の干渉状況などを見て最適な無線LANを構築できる。

 現在,対応するPDAは米ヒューレット・パッカード(旧コンパック・コンピュータ)の「iPAQ」。無線LANは2.4GHzの周波数帯を利用する「IEEE802.11b」に対応する。価格はライセンス数により異なるが,1ライセンス当たり34万円から。

(蛯谷 敏=日経コミュニケーション)