国内のブロードバンド・サービスを利用するユーザーは,ほぼ500万加入に--。総務省が7月31日に発表した「インターネット接続サービスの利用者数等の推移」の速報値によると,6月末時点のxDSL(digital subscriber line),CATVインターネット,FTTH(fiber to the home)の加入者数の合計は499万5526となった。

 CATVインターネットは,6月末時点で162万6000。5月末時点に比べて,月間の純増数は5万9000加入となった。4月末から5月末にかけての純増実績である3万4000加入は上回ったものの,やや伸びが鈍ってきた。

 一方,FTTHサービスの加入者数は6万8600。5月末時点に比べ,月間の純増数は1万7670加入となった。絶対数こそ少ないが,前月と同じペースで伸びている。

 総務省が7月24日に発表した6月末時点のxDSL(digital subscriber line)の加入者数は,累積で330万926となっている。1カ月で約30万加入の増加ペースを依然として維持している。

(蛯谷 敏=日経コミュニケーション)