ソフトバンク・グループのBBテクノロジーは7月16日,IP電話サービス「BBフォン」の利用状況を明らかにした。BBフォンは,ADSL(asymmetric digital subscriber line)インターネット接続サービス「Yahoo! BB」の回線で提供している。
BBテクノロジーによると,最新のYahoo! BBの加入者数は約70万人。このうち約20万人がBBフォンを併用している。新規加入のユーザーに限れば,約65%がYahoo! BBとBBフォンを同時に契約している。法人は約3000社が登録しているものの,現状では試験的な利用にとどまっているケースがほとんどという。
ソフトバンクの孫正義社長は発表の席上,BBフォンとは異なる形態のIP電話サービスを提供する計画があることを示唆した。新しいIP電話サービスには,総務省が今秋にも割り当てるIP電話用の番号「050」を利用する意向である。既存のBBフォンは加入電話の電話番号を流用する形態である。