DDIポケットは6月21日,PHSへの迷惑メール防止機能を大幅に強化すると発表した。26日から実施する。国内の移動電話事業者で初めてメールの件名を基にした受信拒否機能を新設。ユーザーがこの機能を設定すると,「!広告!」や「未承諾広告※」という文字を含んだメールを受信せずに済む。

 同機能は,7月1日に施行される「特定電子メールの送信の適正化などに関する法律施行規則」と「特定商取引に関する法律施行規則」を基に,DDIポケットがメールを選別してユーザーへのメール配信を制限するもの。これらの規則では,受信者の同意なく営利目的にメールを送る事業者や個人に対して,メールの件名表示方法が義務づけられている。

 DDIポケットは同時に,ユーザーが事前に指定したアドレス/ドメイン名からのメールだけを受信する機能も追加する。また,従来提供していた指定アドレス/ドメイン名からのメール受信拒否機能については,登録可能な件数を現行の10件から20件に拡張する。

(高槻 芳=日経コミュニケーション)