ケイ・オプティコムは6月17日,インターネット電話のダイヤルパッド・ジャパンと提携し,「dialpadインターネット電話サービス」を提供開始すると発表した。サービス対象は,ケイ・オプティコムのインターネット接続サービス「eo」の会員。国内および米国,韓国の一般加入電話へは3分10円でかけられるほか,会員のパソコン間では無料で通話できる。

 ケイ・オプティコムが始めたインターネット電話サービスは,インターネットに接続されたパソコンに専用ソフトウエアをインストールして,インターネット経由で電話をかける「PC to Phone」型のIP電話サービス。電話をかけるのはパソコンだが,相手先は一般加入電話や携帯電話,PHSでもよい。

 ただし,通話料金はかける先の地域,端末の種類によって変化する。例えば,米国ならば端末の種類によらず3分10円。日本国内の一般加入電話へも,3分10円だが,携帯電話へは3分78円となる。

 ダイヤルパッドは,米ダイヤルパッド・ドットコムが提供するインターネット電話サービス。米国,韓国で2000万人以上の加入者を持つ。国内ではNECの「BIGLOBE」などがサービスを提供済み。ケイ・オプティコムは,将来はeo会員間に限らず,ダイヤルパッドの利用者間では通話が無料になるようにする姿勢だ。
(野沢 哲生=日経コミュニケーション)