日本ネットワークアソシエイツは5月30日,ネットワークの通信状況を検査するソフトの新版「Sniffer Pro 4.7」を発表した。

 同ソフトを無線LAN対応パソコンにインストールして起動すると,周辺にある無線LANのアクセス・ポイントを自動検知。アクセス・ポイントを流れるパケットの量や種類をリアルタイムで監視する。新版では,FTP(file transfer protocol)やHTTP(hypertext transfer protocol)などアプリケーション・レベルのプロトコル450種類以上を詳細に解析する機能を追加した。

 詳細な分析が必要な場合は,同時に出荷する「Sniffer Reporter」を利用することで,Sniffer Proが検出した各種データを基にしたリポートを作成できる。

 対応する無線LANは2.4GHzの周波数帯を利用する「IEEE802.11b」準拠の製品。価格は164万9000円から。別途,1年ごとにバージョン・アップ料金が必要になる。すでに5月27日から出荷を始めている。

(蛯谷 敏=日経コミュニケーション)