米ラスベガスで開催中の「Networld+Interop 2002 Las Vegas」(N+I)において,米ファンク・ソフトウエアが出荷を始めたばかりの無線LANセキュリティ製品Odysseyを出展した。アクセス・ポイントやクライアントのカードを問わず利用できるため注目を集めている。

 サーバー版とクライアント版を組み合わせて使う。サーバー版はWindows 2000 Professional/Server,Windows XP Professionalを,クライアント版はWindows 98/Me/2000/XPをサポートする。

 OdysseyはIEEE802.1xに準拠したセキュリティを提供する。セキュリティ・プロトコルとしてはWindows XPがサポートするEAP-TLS,米シスコ・システムズが開発したEAP-LEAPのほか,CHAPを使ったパスワード保護機能のEAP-MD5,ファンクなどがIETFに提案しているEAP-TTLSをサポートする。

 価格はサーバー版と25クライアントで2500ドル。クライアント・ライセンスは1台当たり50ドル。
(松原 敦=米ラスベガス発)