ノーテルネットワークスは28日,複数プロトコルに対応した事業者向けスイッチの新製品を発表した。フレーム・リレー,ATM,IPなどのネットワークを同製品1台で統合できる。MPLSに対応し,IP-VPNサービスのスイッチとして利用可能。複数プロトコルのサービスを提供している通信事業者を中心に売り込む。2002年第3四半期中に出荷を開始する。

 今回発表した製品は,「Passport 20000 マルチサービススイッチ」。従来の製品「Passport 15000 マルチサービススイッチ」の4倍のトラフィック処理能力を持ち,最大160Gビット/秒まで対応できる。2重化構成により,最大320Gビット/秒の高速処理が可能になる。従来の製品群との相互運用やPassport 15000の拡張カードを再利用できる。

 出荷当初は最大70Gビット/秒までの対応になる。2003年後半からチップの交換により160Gビット/秒までサポートする。完全に2重化した最小構成価格は3700万円。