関西電力子会社のケイ・オプティコムは,戸建て住宅向けの最大100Mビット/秒のFTTH(fiber to the home)サービス「eoメガファイバー ホームタイプ」に,1万7000件近い「事前登録」があったと発表した。同サービスは関西2府4県のうち,4月1日のサービス開始時でも人口比率で70%の地域が提供エリアになっている。こうしたエリアの広さや,6000円という安価な月額利用料金が,事前登録の反応の良さとなって出た形だ。
利用希望者はまず「事前登録」を行い,自宅がeoメガファイバー・サービスの提供地域にあるかを確認した上で本申し込みに移行する。3月1日の本申し込みに先だって,この事前登録の受け付けを2月1日に始めていた。ケイ・オプティによると事前登録者のほとんどがサービス地域内の居住者としており,利用者の本申し込み開始に向けて,まずは順調なスタートを切ったといえそうだ。
ただ他のサービスを検討している利用者も仮登録自体はできることから,どれだけの利用者が本申し込みに踏み切るかが今後の焦点となる。
関西地域では,NTT西日本や有線ブロードネットワークス(usen)がFTTHサービスで先行しているが,地域が限定されている点が課題。NTT西日本の「Bフレッツ」サービスの場合は2002年1月末で申込み件数が約8700件,開通回線数が2400回線(東西NTTの合計ではそれぞれ2万8500件,7600回線)にとどまっている。