J-フォンは1月7日,カメラを内蔵した“写メール”対応端末の累計稼働台数が2001年中に300万台を突破したと発表した。2000年11月に初の写メール対応端末を発売して以来,約1年で達成したことになる。

 写メール端末の12月25日時点での台数は309万2300台。200万台を突破した2001年9月から3カ月で約100万台を上乗せした。2001年5月以来,ほぼ1カ月に30万台以上のペースで台数を伸ばしている。NTTドコモのiモード端末は,99年2月の登場から約10カ月で300万台を突破したが,それに匹敵する伸び率と言える。

 11月末時点で,J-フォンの累計稼働台数全体のうち写メール端末は約24%を占める。新規加入者のうち,約半数が対応端末を購入しているという。J-フォンの新規加入者は,2001年中は毎月約15万~20万人で推移したが,写メール利用者数はそれを上回るペースで増加した。12月末時点の割合は未発表だが,4人に一人以上が写メール端末を利用している情勢である。

 同社はこれまでの順調な推移の理由として,“写メール”機能の認知度の高さと,対応機種の豊富さなどを挙げている。店頭で購入できる22機種中,8機種が対応している。写メールは,携帯電話に内蔵したカメラで撮影した画像を,電子メールに添付して送信する機能。

(滝沢 泰盛=日経コミュニケーション)