トリップワイヤ・ジャパンは12月20日,ネットワーク機器の設定情報を管理するソフト「Tripwire for Routers and Switches 1.1」を発表した。2002年1月中旬に出荷する。管理対象となるルーターやLANスイッチに定期的にアクセスして設定ファイルの内容を監視。不正アクセスによる設定変更や,障害時の誤った設定を見つけるのに有効である。

 Tripwire for Routers and Switchesは,Windows 2000またはSolaris上で稼働する。設定ファイルを保存しておき,ネットワーク経由で新たに収集した設定ファイルとの差分を検出。変更内容を管理コンソールの画面上に表示したり,管理者にメールで通知する。設定変更に問題がある場合には,自動または手動で設定を元に戻すことも可能である。

 管理対象は当面,米シスコ・システムズ製のルーターとLANスイッチに限られる。現在のバージョンは1000台までを監視対象にできるという。

 2002年3月31日までのキャンペーン価格は,管理対象のルーター/LANスイッチが5台までの場合,1年間のサポート/メンテナンスを含み48万円。2002年度の販売目標は2000本である。

(阿蘇 和人=日経コミュニケーション)