xDSL(digital subscriber line)サービスの回線数が10月末に90万回線を突破した。11月9日に総務省が発表した速報値によれば,全国のxDSL回線数は92万1867回線。9月末時点の65万796回線からわずか1カ月で27万回線強も増加した。

 月間の伸び率は約42%にも達しており,9月末時点でのCATVインターネット加入者数の115万1000に迫る勢いである。この勢いが続けば,11月末には100万回線を突破。年末には,CATVインターネットとxDSLの回線数が逆転することはほぼ間違いない。

 xDSL回線数をサービス事業者ごとに見ると,NTT東日本が25万9085回線,NTT西日本が20万6073回線。NTT東西で全体の50%を占めている。また,NTT東西以外の事業者が提供する回線数は,東日本エリアでは27万2881回線,西日本エリアでは18万3828回線。なお,NTT東西の提供する回線は,「フレッツ・ADSL」および「タイプ1」の合計,NTT東西以外の回線は「タイプ2」の合計である。

 エリア別でxDSL回線数を比較すると,東日本エリアでは53万1966回線,西日本では38万9901回線。東日本エリアが約58%,西日本エリアは約42%と「東高西低」になっている。