国内のCATVインターネット接続サービスの総加入者数が100万を突破した。総務省が10月31日に発表した「インターネット接続サービスの利用者数等の推移」の速報値によると,9月末時点のCATVインターネット加入者は115万1000。6月末時点の96万7000加入に比べて19%増えた。2000年9月末時点の46万3000と比べると,1年間で2.5倍近くになったことが分かる。

 CATVインターネットを提供する通信事業者の数も,9月末時点で238事業者となった。これは,1年前の152事業者に比べて約1.6倍の伸びである。

 他のインターネット接続サービスでは,xDSL(digital subscriber line)サービスの急伸ぶりが目立った。9月末時点で65万796加入となり,6月末時点の29万1333加入に比べて2倍以上に増えた。このままの勢いが続けば,2001年末には100万加入を突破しそうだ。

 また,電話回線などを利用するダイヤルアップ型のインターネット接続サービスの加入者数は,インターネット接続事業者(プロバイダ)大手15社の合計で1923万。1年前の1454万から32.3%増えた。「iモード」,「EZweb」,「J-スカイ」といった携帯電話によるインターネット接続サービスの総利用者数も,2000年9月末時点の1967万9000から2倍以上の4493万7000に達した。