日本インターネットエクスチェンジ(JPIX)は10月9日,IPv6対応IX(インターネット相互接続点)の実験サービスを2002年1月から開始すると発表した。

 実験サービスの提供期間は1年間。JPIXがKDDIの大手町ビル内にレイヤー2レベルでの相互接続環境を用意。インターネット接続事業者(プロバイダ)が100BASE-TX/FXでつなぎこむ形で相互接続を実現する。

 日本国内のIPv6対応IXは,産学共同の研究プロジェクトであるWIDEが設置するNSPIXPに限られていた。商用IX事業者がIPv6対応のIXサービスを開始するのはJPIXが初めて。当初は実験サービスの位置付けで無料だが,1年間の試験サービスで得られたデータを基に有料でIPv6対応IXサービスを開始する意向である。

(阿蘇 和人=日経コミュニケーション)