米シンボル・テクノロジーズは9月19日,Windows CE端末向けのコンパクト・フラッシュ型無線LANカード「Wiewlwss Netwoker」を発売する。最大11Mビット/秒で通信可能なIEEE802.11bに準拠。価格は179ドルで,同社のWebサイトでも注文を受け付ける。「Networld+Interop 2001 Atlanta」(N+I 2001)の同社ブース内で展示している(写真)。

 対応するWindows CE端末は,米カシオの「Cassiopeia E-125」,米コンパック・コンピュータの「iPAQ H 3100/3600シリーズ」,米ヒューレット・パッカードの「HP Jornada 520/540シリーズ」。基本的には,コンパクト・フラッシュ型カード・スロットしか装備しないWindows CE端末での利用を想定するが,別売りのPCカード型のアダプタを使えばWindows 98/Me/2000搭載パソコンでも利用できる。

 シンボルは,病院や学校,工場といったパソコンを利用できない環境での業務用途を狙う。また,同製品は業界団体の「WECA」(Wireless Ethernet Compatibility Alliance )が相互接続性を認証する「Wi-Fi」の認定を受けているため,すでにWi-Fi準拠の無線LANシステムを構築済みなら,その端末として利用できる。

(加藤 慶信=日経コミュニケーション,アトランタ発)