NTT持ち株会社は今夏にも,光ファイバを一般家庭にまで引き込むFTTH(fiber to the home)サービスを提供する子会社「光ソフト会社」(仮称)を設立する。インターネットにつながるFTTH回線と,インターネット接続をセットで提供する。来週にも正式に発表する予定。

 現時点では,具体的なサービスや料金は未定。ただし,新興事業者の有線ブロードネットワークス(usen)が3月,東京の一部地域で最大100Mビット/秒のFTTH回線とインターネット接続を月額6100円で開始したことから,速度・料金は同水準に設定すると見られる。

 新会社は,NTT東西地域会社から光ファイバの心線であるダーク・ファイバを借り受ける第二種電気通信事業者の形態をとる。営業地域は需要密度の高いエリアに限定する模様。

(吉野 次郎=日経コミュニケーション)