汎用jpドメイン名の登録を管理する日本レジストリサービス(JPRS)は4月9日,2月22日から3月23日までの1カ月間に受け付けた汎用jpドメイン名の先行登録申請数が7万件に達したと発表した。

 汎用jpドメイン名は,既存のjpドメイン名に並行して新設するドメイン名。「企業名.jp」のように,希望する文字列と「jp」の二つの文字列の組み合わせで登録できる。また,企業や個人が複数の文字列を登録できる点も特徴。汎用jpドメイン名の正式な運用開始は5月7日から。

 JPRSは新ドメイン名の導入時の混乱を避けるため,2月22日から3月23日までを優先登録期間と位置付け,既存のjpドメイン名登録者や個人名,企業などの商標,商号の保持者に限って登録を受け付けていた。7万件のうち2万4000件は,新たに対応を開始した日本語ドメイン名の登録だった。

 「co.jp」や「ne.jp」など既存のjpドメイン名の登録数は,92年からこれまでの約9年間で約25万件。汎用jpドメイン名は,この1カ月間だけで既存ドメイン名の4分の1まで登録数を伸ばしたことになる。