各社の受け付け開始日は,四国情報通信ネットワーク(STNet)が4月24日,東北インテリジェント通信(TOHKnet)と北陸通信ネットワーク(HTNet)が6月上旬,北海道総合通信網(HOTnet)が7月中,中国通信ネットワーク(CTNet)が7月下旬から。ユーザーは,@niftyのホームページ(http://www.nifty.com/connect/adsl/)から申し込む。サービス提供エリアは,各地域の道県庁所在地の中心部から順次拡大する。
通信速度は,下りが最大1.5Mビット/秒で,上りは最大512kビット/秒。ADSLモデムには,ルーター製品とUSB(universal serial bus)接続製品を用意する。サービス品目は,通話回線とADSL回線を兼用する「タイプ1」と,ADSL専用回線として利用する「タイプ2」の二つがある。
利用料は,初期費用としてADSL開通工事費2000円,NTT回線申込手数料800円,@nifty開通手数料2500円の計5300円がかかる。このほかにNTT工事費が必要で,タイプ1は2800円,タイプ2は2000円。@nifty利用料とADSL利用料を合わせた月額料金は,タイプ1が5800円,タイプ2が7700円。ADSLモデムの月額レンタル料は,タイプ1で450~500円(スプリッタ使用料を含む),タイプ2は400~450円である。
@nifty向けADSL接続サービスは,すでにイー・アクセス,アッカ・ネットワークス,NTT東日本およびNTT西日本(フレッツ・ADSL)が提供中。今回のサービス追加によって,「全国規模のブロードバンド・サービスを大幅に推進できる」(ニフティ)という。ニフティは,2月末時点で約450万のユーザーを抱えているが,そのうち何パーセントがADSLを利用しているかは公表していない。