NTTドコモとセガは2月20日,新型サービスを共同で開発することに合意したと発表した。新サービスでは,ユーザーがブラウザフォンの「iモード」対応携帯電話機やセガの業務用ゲーム機などを使って,キャラクタ育成ゲームなどを提供する。サービス名など具体的な内容は未定だが,NTTドコモとセガはすでにサービスの検討を進めており,2001年10月ごろにサービスを開始する予定だ。

 新サービスは(1)家庭のパソコンやゲーム機器などで利用する「ホーム」,(2)アミューズメント施設などで利用する「ストリート」,(3)移動中の「モバイル」――の三つの利用シーンを想定する。キャラクタ育成ゲームの場合,キャラクタやユーザー情報は,セガのネットワーク・センターで一括管理する。ユーザーは,アミューズメント施設内の業務用ゲーム機や携帯電話に自分専用のゲーム・キャラクタをネットワーク経由で呼び出してから操作する。自分のキャラクタを他のユーザーのキャラクタと対戦させたり,ゲームを経験させて育成していく。

 NTTドコモは今回の新サービスを,5月末から開始するIMT-2000サービス「FOMA」の端末からも利用可能にする予定である。

(蛯谷 敏=日経コミュニケーション)