2月1日からADSLモデムの売り切り制が導入されたのを受け,NTT東日本とNTT西日本は,ADSL(asymmetric digital subscriber line)サービス「フレッツ・ADSL」のモデムおよびスプリッタの売り切り価格を決定した。

 ADSLモデムの販売価格は2万3000円,スプリッタは1800円である。東西NTTが直接販売する。これまでのフレッツ・ADSLユーザーは,モデムおよびスプリッタをNTT東西からレンタルする必要があった。

 モデムおよびスプリッタを購入する場合,フレッツADSLの月額料金は4050円。一方,レンタルの場合の月額料金は4600円。ユーザーはADSLモデムを買い取ることで,従来よりも月額550円安くADSLサービスを利用できるようになる。

 仮に,現在のフレッツADSLの月額料金がそのまま推移するなら,ADSLモデムをレンタルする場合に比べてモデムとスプリッタを購入するケースの方が得になるのは,4年以上の利用するケースとなる。

(米田 正明=日経コミュニケーション)