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| 駅前探険倶楽部のサーバー運用を担当する大谷龍一技術部Web運営担当主務(右)とモバイル用駅探の企画などを担当する大関孝浩WebTopサービス部参事(左)
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| 駅前探険倶楽部のサーバー群
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東芝の社内カンパニー,iバリュー クリエーションが運営する「駅前探険倶楽部」(駅探)は,月間ページ・ビューが約5000万に上る人気サイトだ。コンセプトは「外出前の事前準備」。「乗り換え案内」と称する交通経路検索サービスや駅から目的地までの地図表示,駅周辺地図,JRの運行状況,駅の天気,ニュース,ホテル予約――などのサービスを提供する。
月100円で携帯向けサービスも提供
東芝が駅探を開設したのは97年5月。PHS一体型PDA(携帯情報端末)「GENIO」の発売に伴い,「外出先でも役立つサイトを作る必要があった」(東芝の松尾祐二WebTopサービス部長)からだ。
当初からGENIO専用サービスではなく,パソコンからでも使えるようにしていた。その後,携帯電話のブラウザフォン向けにモバイル用サービスを追加。iモード向けの「i-駅探」,EZweb向けの「EZ-駅探」,J-スカイ向けの「J-駅探」を,それぞれ2000年3月,同年12月,2001年1月に開始した。モバイル用はいずれも月額100円の有料サービスである。
現在,アクセス数が多いのはパソコン用のサービスだが,ブラウザフォンの普及とともに「モバイル用のアクセスが増加している」(松尾部長)。
アクセス集中時にこそ品質維持が必要
交通経路検索というサイトの特徴から,東芝が最も頭を悩ませているのが突発的なアクセス増。台風の上陸や積雪,電車事故などの際に一気にトラフィックが集中する。しかし「駅探の真価が問われるのは,まさにその時」(東芝の大谷龍一技術部Web運営担当主務)。トラブル時にこそユーザーが最新情報を求めて集まってくるからだ。
また,終電直前など,時間がない状況での検索はユーザーにとって特に重要。レスポンスの遅さが原因で終電に乗り損なう可能性があるからだ。こうした事情から,通常時より,むしろアクセス集中時や一刻を争う状況でサービス品質の維持を求められる。
このため東芝が最重要課題に挙げるのが,信頼性の確保と高レスポンスの維持である。信頼性は,拡張性,メンテナンス・監視,負荷分散,冗長構成などを重視して確保。高レスポンスは,計算処理用の専用サーバーを置くことなどで維持できるようにしている。
3層サーバー構成で拡張性を確保
信頼性確保の第1のポイントは,3層構造を採用したこと。処理の構造を論理的にWebサーバー,アプリケーション(AP)・サーバー,データベース(DB)・サーバーの3層に分け,機能ごとに分散化した。サーバー負荷の分散と,拡張性のよさを重視したためである(図)。
第2のポイントは継続的なメンテナンスと監視である。駅探のサーバー機器類は,東芝のデータ・センターに設置してあり,常に複数の拠点からリモート監視している。特にチェックしているのが機器の負荷状況。監視システムに独自開発したソフトを使い,「ボトルネック部分の割り出しや障害時の切り分けをできるだけ早くできるよう配慮している」(大谷主務)。
負荷分散装置には高性能機を採用
第3のポイントは,ユーザーからのアクセスを負荷分散装置で振り分けることである。負荷分散の手法は,単純なラウンドロビン(順送り)を使う。サーバー障害時の煩雑な作業を避けるためだ。「試行錯誤の結果,ラウンドロビンでも特定のサーバーに負荷が偏らなかったため運用性を重視した」(大谷主務)。さらに,大量アクセスの集中に耐えられるように,「できるだけ高性能な機種を導入した」(同氏)。
※全文は,日経コミュニケーション2001年12月17日号をご覧下さい。
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図 駅前探険倶楽部のシステム構成
コンテンツ表示/生成を担当するWeb/アプリケーション・サーバー,計算処理専用のコア・エンジン,情報を管理するデータベース・サーバーなどに分かれる。負荷分散装置はユーザーからのトラフィックをラウンドロビンで振り分ける。
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