米IDCは米国時間10月27日，2004年第3四半期の世界ハンドヘルド市場に関する調査結果を発表した。それによると，当期の出荷台数は210万台で，前年同期と比べて8.7％減少した。前期比では4.6％の減少。
米palmOneがメーカー首位の座を獲得したが，出荷台数は前年同期比12.7％減，前期比20.3％減少。このため，市場シェアは6.9ポイント減の34.7％に縮小した。第2位の米Hewlett-Packard（HP）は，出荷台数が前年同期比11.7％増，前期比22.4％増。第3位の米Dellも前年同期比44％増，前期比29.7％増でシェアを拡大した。
当期の市場減退は，首位であるpalmOne社の出荷台数減少と，前回調査で第3位だったソニーが日本以外の市場から撤退を始めていることが要因。ただし，HP社とDell社が堅調な伸びを見せている。
「個人情報管理（PIM）機能をそなえたモバイル機器との競争激化により，世界ハンドヘルド市場は，PIMデバイスとしての基本的役割を超える発展に向けて，引き続き取り組むことになる」（IDCアナリストのDavid Linsalata氏）
■2004年第3四半期における世界ハンドヘルド市場のメーカー別出荷台数（速報値）
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順位 メーカー 出荷台数 市場シェア
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1位 palmOne 736,481 34.7％
2位 HP 648,975 30.6％
3位 Dell 188,200 8.9％
4位 MiTAC 68,500 3.2％
5位 ソニー 44,192 2.1％
その他 436,644 20.6％
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合計 2,122,992 100.0％
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出典：IDC
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