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NC特集2

使いやすさ目指し、Javaが10年目の大変身

「開発者3倍増」計画が始動

西村崇 2004/04/01 日経コンピュータ

Webシステムだけでなく大規模基幹系システムの開発言語として急速に利用が進むJavaが、登場10年目にして“大変身”の時期を迎えている。キーワードは「EoD(Ease of Development:開発のしやすさ)」。プロフェッショナル向けとの印象が強いJavaの敷居を下げることで、開発者を一気に3倍に増やす狙いだ。使い勝手のよいクライアント画面を実現する新機能をJavaの標準仕様として盛り込むほか、開発の効率化につながる大幅な改訂を施す。

(西村 崇)


【無料】サンプル版を差し上げます本記事は日経コンピュータ2004年4月5日号からの抜粋です。そのため図や表が一部割愛されていることをあらかじめご了承ください。本「クローズアップ」の全文をお読みいただける【無料】サンプル版を差し上げます。お申込みはこちらでお受けしています。なお本号のご購入はバックナンバーをご利用ください。

 EoD。この言葉が登場したのは、昨年6月に米サンフランシスコで開催されたJava開発者会議「JavaOne」である。「EoDを旗印に、今後数年で全世界のJava開発者を1000万人に増やす」。米サン・マイクロシステムズのジョナサン・シュワルツ上級副社長はこうぶち上げた。全世界に300万人いると言われるJava開発者を、一気に3倍以上増やそうというのだ。

 今年2月に東京で開催されたJava開発者会議「JTC(Java Technology Conference)2004」でも、シュワルツ上級副社長は盛んにEoDという言葉を強調した。今年から来年にかけて、JavaはこのEoDすなわち「使いやすさ」を目指し、大変身を遂げようとしている。

図1●Javaのこれまでの技術面での変化と最近の動き

Javaの敷居を下げるJSFとTiger

 Javaが初めて日の目を見たのは1995年5月。「OSに依存しないアプリケーションを実現できる」、「ソフトウエアを部品化・再利用しやすい」といった特徴を持つJavaは、Webシステムだけでなく、基幹業務システムの開発言語として欠かせない存在になっている(図1[拡大表示])。

 現状のJavaは、プログラム開発を本業とするプロフェッショナル向けの言語である。Javaで基幹システムを開発するには、オブジェクト指向開発の知識に加え、JSPやサーブレット、JavaBeansといった標準仕様を習得しなければならない。「開発ツールである程度作業を軽減できるとはいえ、Javaが敷居の高い技術であることは否めない」と、ボーランド マーケティング部の藤井等部長は指摘する。

 もちろん、Javaは十分普及しているとの見方もできよう。だが、コンサルタントやシステム企画担当者、あるいはエンドユーザー部門の担当者が気軽に使える存在には程遠い。こうした人たちがJavaを気軽に使えるよう敷居を下げない限り、Java開発者の数を3倍以上増やすことは不可能だ。

 そこでサンをはじめとするJava陣営は、EoDを具現化する新たな技術仕様を取り込むことで、Java10年目での大変身を成し遂げようともくろむ。主要な仕様の変更は二つある。一つ目は、「JavaServer Faces(JSF)」。見栄えや操作性のよいクライアント画面を開発しやすくする新技術である。3月3日に最終仕様が正式に発表された。

写真●米サン・マイクロシステムズJavaソフトウエア JSP/Servletsチームのクレイグ・マクラナハン テクニカル・リード
 もう一つは「Tiger」。Javaの標準技術をまとめた「J2SE」の新版1.5のコード名だ。Tigerでは、Javaの登場以来初となる大幅な言語仕様の改訂が施される。開発者が書かなければいけないプログラム・コード量を大幅に減らすことができる。今年半ばにも最終的な仕様が固まる見込みだ。

 JSFとTigerは今年後半から来年にかけて、システム開発で本格的に採用が進むとみられる。ともにプロの開発者の生産性を上げるというメリットがある。それ以上に大きいのは、EoDを実現することで開発者層を拡大できる点だ。サン日本法人エンタープライズ・マーケティング本部の石原直樹テクニカル マーケティング スペシャリストは「Javaの歴史からみても非常に大きな方針転換」と強調する。

JavaServer Faces
操作性のよいクライアントを実現

 「Webブラウザの画面は操作性が今ひとつ、という声が大きい。ブラウザを使いながら、操作性の高いユーザー・インタフェースを簡単に開発できるようにする。このことを意識してJSFの仕様をまとめた」。JSFの仕様策定を統括している、米サンJavaソフトウエアJSP /Servletsチームのクレイグ・マクラナハン テクニカル・リード(写真)はこう説明する。

図2●J2EEの標準技術を使ってWebブラウザ向けの画面を開発するときにJSFを採用するメリット
 JSFはEoDを実現する新たな技術仕様のなかでも、最も注目を集めているといって過言ではない。というのも、クライアント側の開発はJavaにとって鬼門だったからだ。「Javaはサーバー側のアプリケーション向けというイメージがいまだに強い。操作しやすい画面を作るには多大な手間を要する」と、日本オラクル マーケティング本部システム製品マーケティンググループの西脇資哲担当シニアマネジャーは証言する。

JSP/サーブレットの仕組みを拡張

 JSFはJavaアプリケーションでよく使われているJSPやサーブレットの仕組みを拡張して、Webブラウザ上に凝った画面や操作性のよい画面を実現するための技術だ(図2[拡大表示])。サーバー側で画面を作成してクライアント(Webブラウザ)に送る。


続きは日経コンピュータ2004年4月5日号をお読み下さい。この号のご購入はバックナンバーをご利用ください。


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