マカフィーは8月1日、ユーザー企業やパートナーがマカフィー製品の機能や性能を検証するための施設「Global Double-Byte Lab」を、東京・渋谷の同社オフィス内に開設する。同施設には、アンチウイルスなどのソフトウエア製品や不正進入検知システムなどのアプライアンス製品、などマカフィーの全製品を備える。

 特徴は、ユーザーがリモートから同施設に直接接続し、検証できること。ユーザーは新製品が出た際に、機能を調べたり、トライアルで使用することが可能となる。これまで機材を貸し出して対応していたが、設定するために派遣する人数に限りがあった。そのほか、渋谷のオフィスにある検証施設へユーザーが行けば、同施設で実際にユーザーの疑似環境を構築し性能やトラブルの再現テストを実施できる。

 同施設を利用できるのは、サポート時間や障害対応などの制限がないプラチナサポートを契約しているユーザー企業と同社が認定しているパートナー企業。対象企業は無償で利用できる。プラチナサポートの料金は1年間200万円。新施設開設にあたり、同社は1億6000万円投資した。

岡本 藍=日経コンピュータ