楽天は7月23日、同社が運営するインターネット・ショッピング・サイト「楽天市場」の1店舗を利用した顧客の個人情報が流出したことを発表した。流出件数は123件で、顧客の氏名、住所、電話番号、生年月日、店舗で購入した商品名、クレジットカード番号を含んでいる。楽天はすでに警察に通報するとともに、調査を開始した。

 流出した個人情報は、通信販売を手掛けるセンターロードが運営する店舗「AMC」を利用した顧客のもの。同店舗は、ブランド品や電化製品などを販売している。開店以来、VISAまたはMasterのクレジットカードを使った約2万1000件の注文を受けており、そのうちの一部の情報が流出したものとみられる。現在、店舗は「改装中」となっている。センターロードは楽天の店舗とは別に、自社のWebサイトでも商品を販売している。

 楽天は、現在のところ流出した情報に含まれるクレジットカード番号は不正に利用されていないとしているが、クレジットカード会社に調査を依頼しているという。

福田 崇男=日経コンピュータ