米Oracleは7月15日(米国時間)、マルチコア・プロセサを搭載したサーバーに対するプロセサ・ライセンスの料金体系の変更を発表する。マルチコア・プロセサの場合、コア数に75%をかけた値をライセンス料金として計算する。ただし、端数が出た場合は切り上げるため、割安になるのは4コア以上のサーバーを使用する場合となる。日本でも順次、ライセンス体系を変更していくが、「変更時期は未定」(日本オラクル 広報部)。

 例えば、デュアルコア・プロセサを1個搭載するサーバー(2コア)の場合、1.5プロセサ分のライセンス料金となる。端数は切り上げるため、この場合は2プロセサ分のライセンス料金となる。

 これまで同社のプロセサ・ライセンスでは、1つのチップ上に演算処理部分であるコアを2個搭載する場合は、2プロセサとカウントしていた。そのため、デュアルコア・プロセサを搭載するサーバーを利用する場合とシングルコア・プロセサを搭載するサーバーを利用する場合とでは、同社のデータベース製品などのライセンス料金が2倍になっていた。

岡本 藍=日経コンピュータ