マクロメディア日本法人は7月11日、Flash関連製品の説明会を開催した。同社の大沢幸宏社長は、今年秋に予定している米マクロメディアと米アドビシステムズとの合併後も、Flash関連製品の開発、販売は継続すると断言した。

 今回の説明会は、米本社が発表した内容を受けたもの。Flash関連製品の総称として、新たに「Macromedia Flash Platform」のブランドを採用した。これに含まれる製品については、「今の時期に発表する以上、米アドビとの間で製品ライン継続の合意が取れていると考えてもらっていい」(大沢社長)。

 Macromedia Flash Platformには、無償の再生ソフト「Flash Player」、Flashオーサリング・ソフトの「Flash MX 2004」、リッチ・クライアント・アプリケーション開発環境「Flex」、動画配信サーバー・ソフト「Flash Communication Server」、電子会議/eラーニング・ソフト「Breeze」、画面キャプチャ・ソフトの「Captivate」、携帯電話向け再生ソフト「Flash Lite」が含まれる。

 ただし、マルチメディア・オーサリングソフトの「Director」や、Webアプリケーション・サーバー・ソフト「ColdFusion」、アドビ製品と競合するWebオーサリング・ソフト「Dreamweaver」などの製品の継続についての方針は、明らかにしなかった。

本間 純=日経コンピュータ