マイクロソフトは、同社が実施しているITエンジニア向けの認定制度「MCP」に、「Microsoft Certified Architect」を新設する。情報システムの構造(アーキテクチャ)策定や企業の情報化構想の立案を担う「ITアーキテクト」としての、スキルや知識を認定するもの。現在、米国でベータ版を実施中で、本試験の開始時期は日米ともに来春の見通しだ。

 新試験では、選択式問題が中心である既存のMCP試験とは違って、面接と論述問題を採用する。加えて、マイクロソフト以外の製品や技術の知識も必要になる。具体的には、ITアーキテクトに欠かせないモデリングのスキルやアーキテクチャ策定の方法論に関する知識、実際のアーキテクチャ策定経験などを問う。

玉置 亮太=日経コンピュータ