マクロメディアは、Webオーサリング・ソフト「Dreamweaver MX 2004」に対応したプラグイン、「アクセシビリティ拡張機能JIS対応版」を富士通と共同開発した。6月21日、同社のWebページで無償配布し始めた。

 DreamWeaverで制作中のWebページが、日本工業規格(JIS)の「X 8341-3」に対応しているかどうかをチェックできる。Webページの文字の大きさ、配色、音声読み上げブラウザへの対応などを個別に確認できる。JIS規格の文章は難解なため、「富士通ウェブ・アクセシビリティ指針 第2.0版」を基にした解説文を各チェック項目に添えている。

 企業サイトの制作現場に広く普及したWebオーサリング・ソフトが、JIS規格に対応することの意義は大きい。従来もJIS規格に対応したアクセシビリティ・チェック用ソフトはあったが、Webオーサリング・ソフトで制作中のHTMLをいったん保存してから同ソフトに読み込む作業を繰り返す必要があり、操作が煩雑だった。

本間 純=日経コンピュータ