日本ステレントは5月31日、コンテンツ管理ソフトの新版「Stellent Universal Content Management Ver7.5 日本語版」を発表した。

 「米国のSOX法(企業改革法)や日本の個人情報保護法の影響で、各種のドキュメントやメールなどのデータの保存や管理を強化しようとして、コンテンツ管理システムを導入する企業が増えている。こうした企業で問題になるのが、ユーザーの操作性だ。新版でユーザーの操作性を向上させるような機能を中心に強化した」(事業開発マネジャー 山下進一氏)。

 例えば新版では、メール・サーバーとの連携機能を強化ている。Exchange ServerやLotus Notesと連携し、特定のフォルダに入ったメールを自動的にContent Managementに格納できるようにした。これまでは、Content Managementへ個別にメールを移し、登録しなければならなかった。

 このほか、メタデータの管理機能も強化した。Content Managementはコンテンツを管理するために、それぞれのコンテンツの種類や作成日などをメタデータとして記録する。新版では、メールのヘッダー情報をメタデータに追加できる。また、メタデータとユーザーのアクセス権限を結び付け、ユーザーに関係のないデータは検索時に表示しないようにできるようになった。

 価格はオープンだが、「参考価格は600万円から」(山下氏)という。

(岡本 藍=日経コンピュータ)