NTTデータは5月24日、全社員1万1835人分(4月1日現在)の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。社員が業務時間外に作業するために、社員情報ファイルをUSBメモリーに移し、帰宅途中にかばんごと紛失した。同社はこれまで、個人でのUSBメモリーの使用を明確に禁止していなかった。

 紛失した社員情報は、氏名、性別、生年月日、年齢、採用年月日、在職状況、等級、在級年数、所属、役職、出向・復帰予定・復帰の各年月日など17種類。家族構成や給与口座などは含まれていない。

 今後、再発防止策として、(1)USBメモリーの使用を制限するソフトウエアを導入、(2)暗号化やアクセス制限機能のないUSBメモリーの使用禁止、(3)社内の教育内容の見直し、(4)定期的な検査の実施など7つを実施する。

岡本 藍=日経コンピュータ